副次的恐れ タイプ5

にし

2008年09月07日 21:54




『副次的恐れ』は根元的恐れの上に重なっていきます。その副次的恐れが重なっていくにつれ、そのタイプ独特のパターンに陥ります

また副次的恐れが1つ下の段階の「副次的欲求」を生み出します。例えばタイプ1の段階2の副次的恐れは「個人的な感情と衝動的な行為で道を誤るのではないか」と恐れるのですが、その恐れを補おうとして、段階3の副次的欲求「自分の良心と理性にしたがって行動したい」を生み出します。
その欲求自体が問題なのではなく、その欲求だけに執着していくことが問題なのです。『その欲求を満たせば、全てうまくいき、何の問題も恐れもなくなる』と思ってしまいます。そして段階が下がれば下がるほど、その思い込みは強くなり、独りよがりになっていきます。

タイプ5の恐れ
健全の領域(段階1~3)
段階1  解放の段階 (根元的恐れ)
無力で役に立たず無能であること
(上昇)↑↓(下降)
段階2  心理的受容力の段階 (副次的恐れ1層)
自分の洞察力や賢明さ、認識は、自信を持つには、不十分なのではないか(人生に圧倒される)
↑↓
段階3  社会的価値の段階 (副次的恐れ2層)
貢献に値するものは何もないのではないか(準備ができていない)

↑↓

通常の領域(段階4~6)
段階4  不均衡の段階 (副次的恐れ3層)
他の人たちは自分に、要求しすぎるのではないか。その為に自分の私的・内面の世界が脅かされるのではないか
↑↓
段階5  対人関係支配の段階 (副次的恐れ4層)
他の人たちの無知や行動によって、自分や自分の世界が、危険にさらされるのではないか
↑↓
段階6  過補償の段階 (副次的恐れ5層)
自分は世界や人間関係において、居場所を見つけることはないのではないか

↑↓

不健全の領域(段階7~9)
段階7  侵害の段階 (副次的恐れ6層)
世界が自分を押しつぶそうとしているのではないか
↑↓
段階8  妄想と衝動の段階 (副次的恐れ7層)
これ以上自分自身を守ることができないのではないか
↑↓
段階9  病理的崩壊の段階 (根元的恐れが現実になる)
「自分は無力で役に立たず無能で、圧倒される」が現実になる

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