副次的恐れ タイプ6

にし

2008年09月08日 13:32




『副次的恐れ』は根元的恐れの上に重なっていきます。その副次的恐れが重なっていくにつれ、そのタイプ独特のパターンに陥ります

また副次的恐れが1つ下の段階の「副次的欲求」を生み出します。例えばタイプ1の段階2の副次的恐れは「個人的な感情と衝動的な行為で道を誤るのではないか」と恐れるのですが、その恐れを補おうとして、段階3の副次的欲求「自分の良心と理性にしたがって行動したい」を生み出します。
その欲求自体が問題なのではなく、その欲求だけに執着していくことが問題なのです。『その欲求を満たせば、全てうまくいき、何の問題も恐れもなくなる』と思ってしまいます。そして段階が下がれば下がるほど、その思い込みは強くなり、独りよがりになっていきます。

タイプ6の恐れ
健全の領域(段階1~3)
段階1  解放の段階 (根元的恐れ)
自分を見失うこと。支えや導きがないこと
(上昇)↑↓(下降)
段階2  心理的受容力の段階 (副次的恐れ1層)
頼りにならず、地に足がついていないこと、準備ができていないのではないか(自分の安全(所属感)を失うのではないか)
↑↓
段階3  社会的価値の段階 (副次的恐れ2層)
人生に直面する挑戦に、うまく対応するには、自分が十分ではないのではないか

↑↓

通常の領域(段階4~6)
段階4  不均衡の段階 (副次的恐れ3層)
相反する(さまざまな協力者や権威)の要求に応えられないのではないか
↑↓
段階5  対人関係支配の段階 (副次的恐れ4層)
提携者や権威者の支えを失いつつあるんではないか(自分の世界が崩壊するのではないか)
↑↓
段階6  過補償の段階 (副次的恐れ5層)
自分の行動が自分の安全を害してしまったのではないか

↑↓

不健全の領域(段階7~9)
段階7  侵害の段階 (副次的恐れ6層)
わずかに残された安全も破壊されるのではないか
↑↓
段階8  妄想と衝動の段階 (副次的恐れ7層)
自分のやったことで罰せられるのではないか
↑↓
段階9  病理的崩壊の段階 (根元的恐れが現実になる)
「誰の助けもない。自力で生き残ることもできない」が現実になる

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