副次的恐れ タイプ2
『副次的恐れ』は根元的恐れの上に重なっていきます。その副次的恐れが重なっていくにつれ、そのタイプ独特のパターンに陥ります。
また副次的恐れが1つ下の段階の「副次的欲求」を生み出します。例えばタイプ1の段階2の副次的恐れは「個人的な感情と衝動的な行為で道を誤るのではないか」と恐れるのですが、その恐れを補おうとして、段階3の副次的欲求「自分の良心と理性にしたがって行動したい」を生み出します。
その欲求自体が問題なのではなく、その欲求だけに執着していくことが問題なのです。『その欲求を満たせば、全てうまくいき、何の問題も恐れもなくなる』と思ってしまいます。そして段階が下がれば下がるほど、その思い込みは強くなり、独りよがりになっていきます。
タイプ2の恐れ
健全の領域(段階1~3)
段階1 解放の段階 (根元的恐れ)
愛がないこと。愛がない状態でいること。人から求められず、愛される価値がないこと
(上昇)↑↓(下降)
段階2 心理的受容力の段階 (副次的恐れ1層)
自分自身の必要と否定的な気持ちが、人との関係を損なうのではないか
↑↓
段階3 社会的価値の段階 (副次的恐れ2層)
他者のためにしてあげてきたどんなことも、相手の愛を得るには、十分ではないのではないか(他の人たちは自分のところに来ようとしないから、もっと自分が出ていかなければならない)
↑↓
通常の領域(段階4~6)
段階4 不均衡の段階 (副次的恐れ3層)
自分の愛する人たちが、自分よりも他の人を愛するのではないか
↑↓
段階5 対人関係支配の段階 (副次的恐れ4層)
自分も自分の助けも当たり前のこととして、受け止められ、感謝されないていないのではないか
↑↓
段階6 過補償の段階 (副次的恐れ5層)
自分が他の人たちを追いやっているのではないか
↑↓
不健全の領域(段階7~9)
段階7 侵害の段階 (副次的恐れ6層)
自分の愛する人を永久に遠ざけてしまったのではないか
↑↓
段階8 妄想と衝動の段階 (副次的恐れ7層)
自分は悪く、利己的で、人の領域を侵害したのではないか、それで永久に愛されないのではないか
↑↓
段階9 病理的崩壊の段階 (根元的恐れが現実になる)
「自分は求められも、愛されることもない(愛を失う)」が現実になる
Posted by にし at
◆2008年09月04日09:03
│各タイプの深層 恐れ